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「要点」の見抜き方 ~デキる人になるために~
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今回のコラムは、「要点」の見抜き方 についてです。
「要点」を見抜く力を持つ人は、この情報社会で心豊かな人生を歩むことができるでしょう。
このコラムを読んで、”デキる”人になってみませんか。
ぜひ最後まで読んでいただけますと幸いです!

「結局、何が言いたいの?」

 いつもコラムを読んでいただき誠にありがとうございます。
 今回のコラムは、「要点」についてです。
 皆さまは、「結局、何が言いたいの?」と仕事やプライベートで言われたことはありませんか。
 当の本人は、自分の考えを丁寧に相手に伝えたつもりですが、なかなか相手はそれを理解してくれません。
 さて、なぜこのような現象が起きるのでしょうか?
 答えは、ズバリ、「飾り」の言葉を多く使っているからです。「飾り」の言葉は、確かに具体的に説明するためには有効ですが、相手に自分の考えをピンポイントで伝えるときは、無用な言葉になってしまうことがあります。そのため、相手に的確に自分の意見を伝える際は、「要点」の言葉を意識的に使用することが大切になります。

「要点」と「飾り」

 それでは、一文の「要点」と「飾り」の言葉について学んでいきましょう。
 当塾では、論理的に文章を読解することを重要なゴールとしています。そのゴールを達成するために、まず、文章を構成している一文を論理的に読解するところからスタートします。
 一文は、大切な言葉である「要点」と、修飾語である「飾り」で成り立っています。
「要点」とは、主語と述語、目的語であり、特に述語に強調したいポイントがきます。一方、「飾り」は、その「要点」を詳しく説明するための言葉です。

「要点」を見つけてみましょう!

 では、次の一文から、「要点」を見つけてみましょう。
「勉強もスポーツも出来る、韓流アイドルのような顔立ちのビッキーは、いとこからもらった大切な財布を池の中に落としてしまった。」
 さぁ、「要点」は見つかりましたか。
 正解は、「ビッキーは、財布を落としてしまった。」です。
 「要点」を見つける際は、まず述語から見つけます。なぜなら、一文の最後にあるだけでなく、基本的にどの一文にも必ず述語があるからです。もちろん述語は、「落としてしまった」です。
 次に、主語を見つけます。主語は、「ビッキーは」です。
 最後に、目的語を考えます。「ビッキーは、落としてしまった。」だと、何を落としたのか分かりませんね。そのため、目的語の「財布を」が要点として必要になります。

“デキる人”になってみませんか。

 以上、一文の「要点」と「飾り」についてでした。
【出口式みらい学習教室・出口式論理アカデミー】では、小学一年生から、文章読解の前に、まず一文を論理的に読むところから始めます。一文の「要点」が分かれば、文章全体の要旨や筆者の主張が理解できるようになります。
 ぜひ当塾で、論理を学び、“デキる人”になってみませんか。
 “デキる人”になれば、私のように、「結局、何が言いたいの?」と言われることがきっと無くなるでしょう。
 最後まで読んでいただきありがとうございました!

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