聞き取り
カリキュラム内容
一文の要点(主語・述語・目的語)を意識して話を聞き取ることにより、なんとなく話を聞くのではなく、論理的な話の聞き方が徐々にできるようになります。
思考力のカリキュラムは、「論理」教材で習得した論理力を駆使して、論理的に話したり、書いたりする力を養成します。文章を論理的に聞き取る練習をしたり、自分の意見と理由を説明することから始めて、やがてディベートをしたり、論理的で相手に伝わる文章を小学生のうちに書いたりすることができるようになることを目標としています。
一文の要点(主語・述語・目的語)を意識して話を聞き取ることにより、なんとなく話を聞くのではなく、論理的な話の聞き方が徐々にできるようになります。
絵を見ていない他人に、どんな絵なのかを伝える作文ををします。いきなり作文を書くのではなく、絵をよく見る➡何が描いてあるか内容を整理する➡整理した情報を元に作文をする、と手順を踏んで説明します。
身の回りの物を題材に、具体と抽象の考え方を用いて、表や図に整理します。複数の物の共通点・相違点が一目でわかるようになるので、論理的な思考ができるようになります。
たとえば「将来やってみたい仕事は何か」「大人になったら何をしたいか」などを多種多様なテーマに取り組んで、自分の意見と理由を作文し発表します。聞き手にわかりやすく伝えるための発表ができるようになります。
たとえば「動物を育てる経験は必要ですか」といったテーマをもとに、賛成と反対のそれぞれの立場から、その理由を考えます。自分の意見とは反対の立場の意見にはどんな理由があるのかを考えることで、多角的な物の見方ができるようになります。
「論理」分野で学習した「接続語」に着目すると、その後どんな内容の文がくるのか先を予測することができます。たとえば「なぜなら」の後には理由の文がくることや、「つまり」の後にはまとめの文がくることなどに着目すれば、先の展開を予測して文章を読むことができるようになります。
中学入試から大学入試にいたるまで入試問題で頻出の資料問題に挑戦します。資料を正確に読み取り、何が変化したのか、その理由は何なのかを考えます。新傾向の問題ですが、すべて論理で解くことができます。
論理力を鍛える実践として、ディベートを実施します。武器は論理です。具体例や因果関係などを駆使して自分の意見に説得力を持たせるための表現力を身につけます。また反論も想定しないといけないので、「他者」を意識して客観的に物事をとらえる能力も身につきます。
不特定多数の他者に「自分の意見」を理解してもらうための本格的な作文に取りくみます。まずは書きたい考えを図に表すことで因果関係・具体例を整理します。すると自然に論理的な文章が書けるようになります。
対立関係には「反対」「対」「対比」の3つがあり、⇔という記号で表すことができます。ここでは「論理」分野でも学習する「対比」で文章を自在に作ることを学習します。
クリティカルシンキングとは、誰かの言葉を鵜呑みにせず、自らの頭で物事を深く分析して多角的にとらえ、最適な解決策を導きだす生きた思考力のことです。S1からS3の学習を通して、論理的に読み、論理的に考え、論理的に表現する技術を磨いていくことで、初めてクリティカルシンキングが可能になります。
2つのものや3つのものを比べる時にも論理を使います。まず共通点と相違点は何かを考えることで目の前の情報を整理します。整理したらそれを相手に論理的に伝えるために作文を書きます。または自分の意見を正確に伝える練習をします。