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ナマケモノは怠け者ではない!?~主張の作り方~
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今回のコラムは、ナマケモノ…ではなく、主張の作り方についてです!
多くの生徒が苦手としている主張の作り方を紹介しました。
ぜひ、興味のある方は、最後まで読んでいただけますと幸いです!

~主張の型~

 このコラムを読んでいただきありがとうございます!
 今回のコラムは、主張の作り方についてです。多くの生徒が自分の主張を記述することに苦手意識を持っているように思われます。その理由は、主張の型を知らないからです。
 では、どんな型があるのか。
 ここでは、ナマケモノを話題に、譲歩の言葉である「たしかに」と逆接の接続語である「しかし」を用いた型を紹介します。

主張とは?

 主張というのは、多くの人が当たり前と思っていることや、常識に対して反論するものです。なので、主張を記述する際は、まず主張と対立関係になる常識を考える必要があります。
 例えば、ナマケモノという動物は、一日中木の上で動かず、ぼーっとしている様子から、怠け者だと多くの人が感じています。つまり、ナマケモノは怠け者だという考えが常識となります。

主張は常識の逆!

 次に、その常識に反論する内容を考えます。
 例えば、あの動かないナマケモノが、一週間に一度、木の上から降りて、わざわざ地面で糞をすることがあるそうです。一見この行動も、怠け者だと感じられるかもしれません。でも、実は、自分が生活している木のために、栄養のある糞を地面に出すことで、木の成長を促しているのです。普段から支えてもらっている木に対する感謝の気持ちが、この行為には表れているわけです。
 もし本当の怠け者であれば、木の上から適当に糞を出すことでしょう。

ナマケモノの主張

 以上、ナマケモノについての常識とそれに対する反論の内容が揃いましたので、「たしかに」と「しかし」を使って、次のように主張を作ればよいです。
 ”たしかに、ナマケモノは一日中木の上でぼーっとしているから、怠け者だと感じられるかもしれない。しかし、自分を支えている木の成長のために、わざわざ一週間に一度木の上から降りて、栄養のある糞を出すので、怠け者ではない。”

当塾での学び

 このように、「たしかに」と「しかし」を使えば、容易に自分の主張を作ることが出来ます。当塾では、生徒のアウトプットの力を養う「思考力」の教材に、「たしかに」と「しかし」を扱ったものが多々あります。
 ぜひ、当塾で論理的な主張の作り方を学んでみてはいかがでしょうか。ここまで読んで頂きありがとうございました!

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