コラム

「イコール関係」を駆使した勉強法 算数編
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今回のコラムは、出口式みらい学習教室・出口式論理アカデミーで学習する「イコール関係」をどのように算数の学習に活かすことができるのかについてです。
算数が苦手だと感じるお子さんに役立つ内容なので、ぜひご一読いただけますと幸いです。

「イコール関係」について

このコラムを読んでいただきありがとうございます。
今回のコラムは、当塾で学習する「イコール関係」をどのように算数の文章問題に活用できるかについてです。算数の計算問題は、繰り返し練習を重ねれば誰でも出来るようになりますが、文章問題はなかなかそう上手くはいきません。では、どうすればいいのでしょうか。その答えを知りたい方は、ぜひこのコラムをご一読ください。
まず、「イコール関係」について説明します。「イコール関係」は文字通り、ある2つのものが同じ関係を表します。例えば、マグロとサメは同じ魚の仲間なので、両者は「イコール関係」です。また、マグロと魚も「イコール関係」です。ここでは、魚がまとめる言葉の“抽象”で、マグロがなかまの言葉の“具体”となります。当塾では、“抽象”と“具体”の概念を生徒に気づかせるような声掛けをしながら、「イコール関係」を習得させていきます。

問題文と計算式の関係

では、具体的にどのように「イコール関係」を算数の文章問題に応用すればよいのでしょうか。その答えのヒントは、問題文と計算式の関係にあります。当たり前だと思われるかもしれませんが、問題文で問われているものを答えるために、式を立てます。例えば、「合わせていくつになりますか?」と問われたら、足し算を使いますし、「あとどれくらいかかりますか?」と質問されれば、引き算を使用します。つまり、日本語で書かれた問題文と、数字や記号を用いた式には、「イコール関係」が成立するわけですね。使われている言語(ここでは、日本語が自然言語であるのに対して、数字や記号は人工言語)は異なりますが、表現している内容は同じだということです。

"抽象"と”具体”の関係

また、式で使用されている数字は問題文にある内容を抽象化しているので、数字が“抽象”となり、問題文中の言葉が“具体”となります。当塾の【論理算数】の授業で出てくる問題文「45円のクッキーと23円のあめを買います。代金はいくらになるでしょう。」を例にとると、「45+23=68」という式が立てられ、45円のクッキーが“具体”で、45が“抽象”となるわけです。

数字が表す内容の言語化

上記の内容を踏まえると、問題文と計算式に「イコール関係」が成り立つことを意識しながら、文章問題を解いていくことが大切です。具体的には、計算式に用いた数字が問題文のどの内容と「イコール関係」なのかを、自分の言葉で言語化することを習慣化するのです。この練習を繰り返しやることで、どんな文章問題がきても、正確な式を短時間で立てることができるようになります。もちろんこの状態を実現するためには、文章問題を正確に読解する論理力があることが前提となります。「出口式みらい学習教室・出口式論理アカデミー」では、幼児のお子さんから楽しく「論理」を学べる環境が整っておりますので、ぜひ当塾で本物の論理力を習得し、どの教科にも対応できる学力を身につけてみてはいかがでしょうか。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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