まとめる言葉となかまの言葉(具体と抽象)
カリキュラム内容
具体と抽象という頭の使い方・身の回りの整理の仕方を学びます。
まとめる言葉=抽象、なかまの言葉=具体として、「=」という記号で表すことにより、論理的な関係を意識させていきます。単語レベル~まとまった文レベルに至るまで具体と抽象が存在することを学習していきます。
論理国語Ⓢでは、本格的な論理の学習を開始します。現在S1クラスからS4クラスまでがあります。
漢字の読み書きだけでなく、熟語や慣用句などを使って語彙力を鍛え、論理力を養成します。後半のS3~S4クラスでは、資料問題やディベートといった高度な内容にも取り組みます。
具体と抽象という頭の使い方・身の回りの整理の仕方を学びます。
まとめる言葉=抽象、なかまの言葉=具体として、「=」という記号で表すことにより、論理的な関係を意識させていきます。単語レベル~まとまった文レベルに至るまで具体と抽象が存在することを学習していきます。
対立という頭の使い方・身の回りの整理の仕方を学びます。
対立には「反対・対・対比」の3つがあり、「⇔」という記号で表すことにより、論理的な関係を意識させていきます。単語レベル~まとまった文レベルに至るまで、論理的に整理できることを学習します。
一文は中心となる要点と、それを説明する飾りの言葉とで成り立っています。
その要点となるのは、主語と述語、目的語です。なのでまず主語・述語・目的語を個別に学習します。これらが理解できれば、どんなに長く複雑な文でも、正確に内容を把握できるようになります。
要点(主語・述語・目的語)を個別に学習し終わったら、一文やまとまった文から全ての要点を抽出する訓練をしていきます。ただし、要点を見つけるには順序があり、なぜそうするのかを生徒たちに自ら発見してもらいます。
また、要点以外は全て飾りの言葉からできていることもここで学びます。
一文は、要点(主語・述語・目的語)とそれ以外の飾りの言葉からできています。しかし、大切なことはそれだけではありません。
「せる」「させる」などの助動詞、「が」「を」「の」「に」などの助詞も日本語には欠かせません。普段の言葉の使い方を思い出しながら学習を進めてもらいます。
「はい」とか「やあ」などの感動詞以外の言葉は、すべて他の言葉とつながっていることを学習します。文の中では言葉はバラバラにあるのではなく、全て意味でつながっています。
意味のつながりを矢印で表したり、文の構造を図で表現したりすることで、一文を論理的に理解できるようになります。
「それ」「あれ」「これ」などの指示語は、文章の中の他の言葉を置きかえたものなので、指示語と指示内容にはイコールの関係が成り立ちます。どのように指示語の指示内容を見つければよいかの規則を学びます。
一文と一文のつながりを記号と接続語を使って論理的に理解します。一文と一文はただ単に並んでいるわけではなく、そこには論理的な関係があります。同じであることを表すイコールの関係(=)、反対であることを表す対立関係(⇔)、原因と結果を表す因果関係(→、←)、主にこの3つの関係を順番に学習します。
文章を読むときは、まず何について書かれているのかを読み取らなければいけません。これを「話題」といいます。
S3以上では問題提起や自問自答形式の文章からも話題を読み取る訓練をします。
記述式問題や作文などの「書く」ことの基本練習をします。一文の要点は「主語・述語・目的語」でした。あとはここに「時間(いつ)・場所(どこで)」を加えます。時には「どのように」「なぜならば」も加えて考えます。
気持ちやもののようすを表す言葉にはオノマトペ(擬音語・擬態語)があります。これらは物語文を客観的に読解するために大切な要素です。
たとえば「しょんぼり」「にっこり」「のろのろ」といった言葉がどんなときに使われるのかを学習します。
説明文には必ず「筆者の主張」があります。そしてそれを裏づけるために「具体例・体験・引用」が使われます。ここでは「筆者の主張=抽象」、「具体例・体験・引用=具体」としてイコールの関係を読み取ります。
説明文には必ず「筆者の主張」があります。そしてそれと反対の意見を登場させることで、筆者は自分の主張をより明確にさせようとします。その中でよく使われる「対立関係」を読み取る練習をすることで、「筆者の主張」を迷わず見つけ出すことができるようになります。
説明文には必ず「筆者の主張」があります。筆者は自分の主張を不特定多数の他者にわかってもらいたいと考えて文章を書いているので、必ず理由づけをします。原因(理由)と結果(意見)が区別できるようになります。
詩は物語文の読解と同じように、いかに主観を入れずに客観的に読解できるかが大切です。素晴らしい詩は決して詩人の独りよがりの表現ではなく、多くの人に伝わるように、言葉を論理的に使っているからです。詩の読解と詩の鑑賞とは異なります。詩においても論理的に読み取れるようになります。
1年生から6年生までの配当漢字をS1~S4の4年間で習得します。
近年よく見られる読解力や思考力の低下は、語彙力不足と密接に関わっています。日本語では漢字が意味の中心なので、漢字力がつくと、語彙力も高まります。漢字の意味を知り、文章の中でその漢字がどんな言葉として働いているのかを子どもたち自らの頭で考え、漢字を学びます。
知識として知っているかどうかで終わらせるのではなく、文脈の中でどのような意味として使われているのかを考えながら語彙力をつけます。
知識として知っているかどうかで終わらせるのではなく、文脈の中でどのような意味として使われているのかを考えながら語彙力をつけます。
一文の要点(主語・述語・目的語)を意識して話を聞き取ることにより、なんとなく話を聞くのではなく、論理的な話の聞き方が徐々にできるようになります。
絵を見ていない他人に、どんな絵なのかを伝える作文ををします。いきなり作文を書くのではなく、絵をよく見る➡何が描いてあるか内容を整理する➡整理した情報を元に作文をする、と手順を踏んで説明します。
身の回りの物を題材に、具体と抽象の考え方を用いて、表や図に整理します。複数の物の共通点・相違点が一目でわかるようになるので、論理的な思考ができるようになります。
たとえば「将来やってみたい仕事は何か」「大人になったら何をしたいか」などを多種多様なテーマに取り組んで、自分の意見と理由を作文し発表します。聞き手にわかりやすく伝えるための発表ができるようになります。
たとえば「動物を育てる経験は必要ですか」といったテーマをもとに、賛成と反対のそれぞれの立場から、その理由を考えます。自分の意見とは反対の立場の意見にはどんな理由があるのかを考えることで、多角的な物の見方ができるようになります。
「論理」分野で学習した「接続語」に着目すると、その後どんな内容の文がくるのか先を予測することができます。たとえば「なぜなら」の後には理由の文がくることや、「つまり」の後にはまとめの文がくることなどに着目すれば、先の展開を予測して文章を読むことができるようになります。
中学入試から大学入試にいたるまで入試問題で頻出の資料問題に挑戦します。資料を正確に読み取り、何が変化したのか、その理由は何なのかを考えます。新傾向の問題ですが、すべて論理で解くことができます。
対立関係には「反対」「対」「対比」の3つがあり、⇔という記号で表すことができます。ここでは「論理」分野でも学習する「対比」で文章を自在に作ることを学習します。
2つのものや3つのものを比べる時にも論理を使います。まず共通点と相違点は何かを考えることで目の前の情報を整理します。整理したらそれを相手に論理的に伝えるために作文を書きます。または自分の意見を正確に伝える練習をします。