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一文の要点と飾り。「花が咲いた」では伝わらない。
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皆さん、こんにちは。
本日は、「一文の要点と飾り」についてご紹介します。

一文の要点とは、主語と述語のことで文の要となる箇所です。しかし、主語と述語だけでは抽象的すぎるため、そこに具体となる飾りをつけることで文は成立します。

「花が咲いた」では伝わらない。

たとえば「花が咲いた。」という要点だけの一文を考えてみましょう。自分の目の前にある花はこの世に一つしかありません。しかし「花」という言葉だけでは世界中の花の共通点を述べているだけにすぎないのです。同様に「咲く」も咲くという現象の共通点を指しているに過ぎません。

そこで「一週間前に花屋で買ってきて、テーブルの上に置いて毎日水をあげていた花が咲いた。」とすると伝わるようになるのです。かなり具体で着飾りましたがこれで自分の目の前の花であることが伝わるようになりました。

しかし「花が咲く。」が一文の要点であることに変わりはありませんね。

まず要点を考え、次に飾りを考えるために

正確な文を考えるには、まず要点から考え次に飾りを考えるようにします。
しかし、多くの子どもたちは一緒に考えて文を作りがちです。

そこで出口式では「主語・述語カード」を使うようにしています。
主語・述語カードって、ただのお話づくりのためのカードではないか。
そう考える人が一定数います。ですが実はお話づくりだけではなく、
幼児から一文の要点を確実に理解できるようにするためのものなのです。

・主語と述語があれば、一文を作ることができるということ。
・主語のない文や主語と述語がねじれた文を書かなくなること。
・要点を理解したうえで飾りを書けるようになること。

などなど。
他にも「主語・述語カード」の目的はあります。

出口式みらい学習教室では、主語と述語の学習を2才から始め、
授業で楽しくプリントやカードを使って学習をしています。

幼いうちから一文の要点を理解できるようになる。
こんな教室ほかにあるでしょうか。

次回は「主語・述語カード」の具体的な使い方を説明します。
楽しみにしていてくださいね。

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